quatro (2)

クアトロ。例えばマンドリン(ブラジルではバンドリン)やベネズエラのクアトロなど、同じような仲間の楽器が世界各地にあることからCuatro Cubanos/CubanasやCuban 4などと呼ばれることも多いようだ。同じような楽器が他にもあるということは、キューバのクアトロを使ってそれら他ジャンルの音楽にもアプローチ可能なのでは…ということを思いつくに至り、最近は色々と挑戦中。
過去しばらくどっぷりと浸かっていたこともあって、最もアプローチしやすく感じているのがブラジル音楽で、その中でも特にショーロについてはかなり良い感触を得ている。バンドリンとクアトロとではチューニングが異なるのだが、そこら辺は十分に置き換え可能かなと。

他ジャンルへのアプローチにおいて重要だと思うのがアップピッキングだ。キューバ音楽を演奏する上で、アップピッキングを使用する頻度はさほど高くないように思う。どちらかといえばダウンピッキングが主であり、アップピッキングはあくまで補完的役割といった形だ(そのダウンピッキングこそがトレスやクアトロが生み出すグルーブの秘密なのだが今回は割愛)。これまでアップピッキングに注目したことがない訳ではないのだが、かといって力を入れて取り組んできたかといえば決してそうではない・・・というのが正直なところ。しかもクアトロは複弦楽器なので綺麗な音色を出すのがこれまた難しい。こうしたフィジカルな課題にはただひたすら筋トレ的トレーニングあるのみ!といった訳でここ数ヶ月に渡り継続して練習中。う~んちょっとは良くなってきたかも。

練習曲として良く弾いているのがHermeto Pascoal作品の中でも代表的なもののひとつである「Chorinho pra ele」。メロディがコード進行にあわせてリンクしていくのが面白い。後半の八分音符になるところがやはり難しいが、ピッキングだけでなく運指の練習としても効果的なんじゃないかなと思う。ちなみに動画はHamilton de HolandaとStefano Bollani。この二人のDuoは面白くとても好きだ。